消費税10%に伴う「価格変更」のポイント
2019.09.05 | ノウハウ系
消費税10%に伴う「価格変更」のポイント
消費税増税に伴いメニュー改定を実施してる飲食店も多いでしょう。税務上のルール等をザックリまとめてみました。
税抜き表示
税抜き表示のみの場合は価格表示を変える必要はありません。
総額表示
総額表示義務の特例はご存じでしょうか?
令和3年4月以降は全て総額表示に切り替えなければなりません。
この機会に総額表示(税込み表示)の切り替えをおススメします。
「総額表示」具体的な表示例
a)10,800円
b)10,800円(税込)
c)10,800円(税抜価格10,000円)
d)10,800円(うち消費税額等800円)
e)10,800円(税抜価格10,000円、消費税額等800円
メニューの書き換えについて
店内のメニュー表は勿論ですが、チラシ、ホームページ、ポータルサイト等の書き換えも忘れないように注意しましょう。
事前の告知
消費税増税に伴う価格変更なら理解を示す顧客もいる一方、事前に知らなかった等のトラブルにならないよう、2019年9月中に周知しましょう。
納税資金の確保
年間売上1,000万円以上の飲食店は課税事業者に該当します。
年間売上の10%を納税しなければなりません。※赤字でも関係ない
キャッシュフロー等のシュミレーションで納税分を確保するように努めましょう。
まとめ
・税抜き表示は変える必要なし
・総額表示の特例は令和3年3月まで
・税額表時の表示方法はルール通りに行う
・ホームページ、ポータルサイトの価格変更もお忘れなく
・事前の告知を2019年9月中に行う
・納税資金の確保
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