飲食店舗居抜き売却 | 悲壮感を漂わす飲食店主
2017.11.10 | 廃業、店舗売却について
悲壮感を漂わす店主
飲食店舗居抜き売却を決意した店主と会う機会が多いのですが、大きく分けて二種類に分かれます。
悲壮感を漂わす店主か否かです。
飲食店舗を手放すのは苦痛で仕方なく、不安な状況です。
しかし、飲食店閉店までは営業中に悲壮感を漂わせてはいけません。
来店されたお客様が悲壮感漂わせた店主を見たらどう思うでしょうか?
・このお店うまくいってないんだろうな。
・料理の味に自信がないんだろうな。
・そろそろ潰れるな。
・別のお店に変えようかな。
お客様に店主の悲壮感が伝染してしまい、ますます客離れを起こしてその結果、飲食店舗居抜き売却の道を辿ります。
どうしても顔に悲壮感が出てしまうなら、接客対応は全てスタッフに任せて表に出ないようにすべきです。
飲食店はサービス業です。
サービス業はお客様に興味を持ち接することでお客様に付加価値を感じてもらう商売なんです。
決して料理の提供だけではありません。
来店した時の声掛けからサービス提供してるのだと自覚すべきです。
出典:日本政策金入公庫【飲食店の経営の取り組みと消費者意識調査】
外食先の変更理由のアンケートでは「不快な思いをした時」42.7%、「サービスがよくないと感じた時」33.5%が上位を占めてます。この意識調査結果から飲食店は接客が重要であることが分かります。
悲壮感を漂わせてる事自体がサービスの質を落としてることにもなりますので、心当たりある店主は気を付けましょう。
10数年前、営業の仕事に携わったばかりの時に上司から言われた言葉を今でも思い出します。
「相手に興味を持たないと相手も君に興味を持たないよ」
・出身地
・出身学校
・趣味
・家族形態
・これまでの経歴
こうしたことを把握すると相手との共通点が生まれます。相手との共通点をキッカケに会話していくと距離がグッと縮まります。
相手の共通点を聞き出すにはまず、自分のことをオープンに話さなければなりません。
自分のことを話さず、質問ばかりすると警察官の職務質問されてるような気分にあり不快に感じますので注意しましょう。
まとめ
・悲壮感が漂う飲食店は客足が遠のく
・お客様に興味を持ち接する
・飲食業はサービス業であると自覚をもつ